WEBデザイン・HTML・CSSの初心者と中級者の違いとは?

WEBデザイン・HTML・CSS初心者と中級者の違いとは?HTML

この記事では、WEBデザインやHTML+CSSの初心者と中級者の明確な違いについて解説します。

ちなみに、商売としてウェブデザインやWEB制作をやろうと思っている方、もう既にやっている方むけの内容です。

 

WEBデザイン・HTML・CSS/初心者と中級者の決定的な違い

とてもシンプルです。

相手の要求に応えられるか
シンプルに説明すると
相手が「こういうサイトを作りたいな」というイメージを、WEBデザインやWEBサイトできちんと表現してあげれるかどうか。
これが、初心者と中級者の違いです。

WEBデザインやWEB制作の経験年数は関係ないの?

WEBデザイン初めて半年だったとしても、相手が求めているデザインやサイトを納品できるのであれば、あなたは中級者です。

逆にWEBデザイナー歴3年、中級者です!
と自負していても、相手の要求に答えられないのであれば、初心者です。

WEBデザイナーやWEB製作で食べていくのであれば

お仕事の大半は、要求に答えていく作業になります。
要求に応えられなければ、それがどんなに難しい技術を使った成果物であっても
相手にとって価値のないものなんですね。

初心者が陥りやすい思考パターン

一通り教材の学習が終わったあたりで、勘違いしやすいのが
難しい技術を使う = すばらしいモノ
という勘違い。
すごく気持ちは分かりますが、自己満足になりがちです。もちろんその技術がクライアントに感動を与えるのであれば、それは否定するものではありません。

よくある初心者の思考パターン

覚えたての技術は、とにかく早く使いたくなります。それゆえに、何がなんでも次の案件にねじ込もうとしてしまうんです。

私もそうでした、、、

さらに良くないスパイラルに陥ると

新しい技術を使って職場の仲間に褒めて欲しいと思ってしまう。

これは結構あるあるです。自己顕示欲が先行してしまうんですよね。気持ちは良く分かりますが、これはかなり危険な思考パターンです。

喜んでもらう対象が、クライアントではなく身内になってしまい、自己満足でしかないデザインが生まれやすいです。

もし思い当たる節があるなら「喜んでもらう対象はクライアントだ」と、一度冷静になり「これは必要な技術なのか?」と客観的になるよう努めましょう。

初心者を抜けるにはどうすれば良いの?

状況により4つのパターンがあります。

  1. 初学者の場合
  2. ディレクターがいる場合
  3. ディレクションも含め任されている場合「その1」
  4. ディレクションも含め任されている場合「その2」

それぞれ説明していきます

 

初学者の場合

恐らく、書籍やProgateのような学習サイトで、デザインやコーディングを学んでいる、もしくは学び終わった方が多いかと思います。

その場合は、最初いくつか自分が良いなと思うサイトを真似て作りましょう。
そうするとある程度スキルが身に付きます。

その後は、クライアントからの発注をイメージして制作をしましょう。

コツとしては、相手の職業をイメージする

例えば「美容室」「ITベンチャー」「弁護士事務所」「保育園」など、自分の得意不得意は考えず
もしこういう企業から制作依頼があったら?
という想定でサイト制作やってみると勉強になり、成長します。

この場合、どうしても自分の得意分野のデザインに引っ張られがちですので、得意・不得意は排除するように意識しましょう。

ディレクターとお仕事をしている場合

曖昧な点を、曖昧なままにしない。
これめちゃくちゃ大事なので意識しましょう。
とても優秀なディレクターの場合は、的確な言葉やイメージ、参考サイトを使って分かり易く伝えてくれるのでゴールがイメージしやすいですが
ディレクターも経験が浅い場合
何となく曖昧な表現のまま、何となく了承して、「多分こういう事かな?」
こんな感じで制作がスタートします。
このケースの場合、デザインラフを提出し段階で「方向性違うやん」となり修正する事もしばしば。
この場合は、自分が辛いのは当然ですが、ディレクターさんにも迷惑かける事になります。
「こいつ面倒くさいな」と思われるのを恐れて、質問しないのは逆にお互いの時間を奪い合う事に繋がります。

最初、面倒に思われてもきちんとしたラフを出せれば、評価はついてくるので、恐れず曖昧な点は明確にしていきましょう。
そうする事で、クライアントの要望に応えられるデザインを、スムーズにあげるようになります。

ディレクションも含めて任されている場合「その1」

「その1」はクライアントがある程度イメージを持っている場合。

この場合は、次の項目を丁寧にヒヤリングしましょう。

商品やサービスの内容
類似商品やサービス
ターゲット層
参考サイトはあるか

すごく当たり前のことを書いてますが、、、

相手のイメージを言葉に落とし込む作業はとても重要です。
言葉をまとめたシートを共有しておけば、イメージが共有しやすく、後で「言った言わない」のトラブルの回避にもなります。

何よりヒヤリングに慣れてくると、相手の立場にたった制作が出来るようになります。

ディレクションについては、先駆者の方々が素晴らしいディレクションシートを公開してくれてますので、「ディレクションシート テンプレ」とかで、ググって見ると凄くタメになります。

ディレクションも含めて任されている場合「その2」

「その2」は丸投げパターンです。

ヒヤリングしても「おまかせします」というクライアントです。これは、中小の制作会社でよくあるケースです。

この場合、私がいつもとる方法があります。

ファーストビューをまず2パターン提案する。
2パターン提案すると心理的に「どちらかを選択しなければ」という心理が働きます。
ですので、クライアントがどちらかを選んでくれます。
ここが決まると、双方に一つのデザイン基準ができます。
基準が出来るとクライアントもゴールがイメージし易くなり、提案や要望が具体的になってきます。そこを汲み取って、相手に満足してもらえ制作が進めやすくなります。

まとめ

長くなりましたが、要点はシンプルです。

WEBデザインやWEB制作の初心者と中級者の違いは「相手の要求に応えた成果物を納品できるか」だけです。

もしWEBデザインやWEB制作を仕事にしていきたいと思っている方は、この点を常に意識して制作すれば、脱初心者できると思います。

本日は以上です。

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